okakaのブログ

パニック障害、うつ病を抱えながら生きてる通信大学生の日常

通信大学に通うメリット・デメリット


はじめに

 こんにちは、おかかです。
 本日は、対面形式の大学から通信大学に編入した私の経験から、対面形式と通信制大学の差に注目しながら、通信大学に通うことに対するメリット・デメリットについて、実体験をもとに話そうかと思います。
 
皆さんの役に立てれば幸いです。

通信大学に通うメリット

1、学費が安い

 通信大学は、大学にもよりますが、基本的に学費が安いです。
 こちらをご覧ください。

https://www.uce.or.jp/pdf/2022gakuhi.pdf


 (引用;私立大学通信教育協会)


 この通り、通信大学の学費は、対面の私立大学に比べ、かなり安いです。
もちろん、大学によって違いはありますが、大抵の大学は対面よりも安くなっています。


2、授業の受け方、単位の取り方の自由度がかなり高い

    通信大学は、対面形式の大学よりも、自由度がかなり高いです。
 これも大学によって差はありますが、通信大学の中でも対面形式の授業を中心に組める大学もあれば、自分で勉強してレポートを書きテストに受かれば単位がもらえる大学もあれば、完全オンラインですべて映像授業で課題を出して単位をもらうなど、本当に選択肢が広いです。


 実際、自分が通っている通信大学では、対面授業中心に組んでいる人もいれば、キャンパスとは全くかけ離れたところで通信授業やレポートとテストを受けるだけで卒業する人もいます。


3、人間関係で悩まなくてよく、ストレスがたまらない

通信大学だと人と全く合わないで単位を取ることが可能なので、「この人苦手だな」とか、「一緒の授業だ、気まずい・・・」みたいなことがあまりないです。(単位の取り方にもよりますが)


 自分の話で悪いですが、私はパニック障害とうつ病を持っており、対人恐怖のような面があるのですが、通信大学に通うようになって、人間関係の悩みが減り、体調も徐々に良くなってきました。
 コロナ過で人と会うことが少なくなり、自分のようにパニック障害になってしまったり、大学に行くことが億劫になってしまった方もいるのではと思います。私は、対面形式の大学から2年次編入で通信大学に通うようになりましたが、メンタルがやられていた自分が編入したのは間違いなく正解でした。


4、自分の価値観が広がる

 通信大学は、自由度が高い分、とても幅広い年齢の方が在籍しています。
 高校を卒業してそのまま入ってくる若い方たちはもちろん、主婦をやっている方や、仕事の合間に大学の勉強をしている方も対面形式の大学に比べて多いです。
 自分の通っている大学では、平均年齢は28歳であり、社会人の方もまったく珍しくありません。
 私は現在20歳ですが、実際の社会に出て職に就いている方、子育てをしながら大学生をされている方と同級生として何気ない会話をするのは、通信大学でしか味わえないと思うし、自分の価値観がどんどん広がっていくのを感じます。


5、目的意識を持っている人が多く、学びの意識が高い

 通信大学と聞いて、「なんだよそれ、Fランじゃーん」と思った方もいるかもしれません(笑)。学びの意識が低く、授業も適当に受けているのでは?と思っている方もいるかもしれません。


しかし、実際は全くそんなことはありません。


 先ほども言ったように、平均年齢が28歳ということもあり、やはり皆さん何か目的があって入学している方が多い。
 「大卒資格を手にして給料を上げたい!」という方や、「もう一度大学に入って、働きながらでも勉強をしたい!」という方など。明確な目的意識を持っている方が多く、勉強に対する姿勢も、受け身というより食い気味に励んでいる人が多いです。


 自分も、パニック障害・うつ病を治しながら、大卒資格を取りたいという明確な目的意識があります。


6、対面形式の大学に比べ、入学難易度が低い

 通信大学は、対面形式の大学に比べ入学難易度が低いです。
 通信大学のなかには、入る前に面接や小論文が必要などの条件がある大学もありますが、基本的には書類選考のみです。


 つまり、大抵の大学は、高校の卒業証明書や他大学の卒業証明書など、入学に必要な書類・入学願書の提出・学費の納入さえすれば、入学することが可能です。


ほとんどの大学で、入試を受ける必要がないんです!


 通信大学の中には、いわゆるブランド大学と言われる有名難関私立大学も数多く存在します。そんな難関私立大学にも、入学試験なしで通信制に入学なんてこともできちゃいます。(中には面接や小論文などが必要なところもあります)
 通信制で卒業してしまえば、○○大学卒という、入学試験経験組と同じ土俵に立つことができます。中には、通信制から対面形式に編入する方もいます。


 これはあまり知られていませんが、事実として、自分の通っている通信大学に電話したところ、「就活の際なども聞かれなければ同じ扱いです。」と言っていました。


通信大学に通うデメリット

1、履修や単位の取得方法、授業の受け方を覚えるのが大変

 メリットとデメリットは表裏一体で、通信大学は授業の受け方、単位の取り方の自由度がかなり高い反面、それに慣れるまでが一苦労です。
 対面形式の大学でも、一年間の履修を決めるのは簡単ではなく、私も在籍していたころは卒業に必要な専門科目や教養科目の科目数の把握や、抽選漏れした時の案など、2・3日ほど悩みながら決めていました。


ですが、通信大学はもっと大変です。


 大学にもよりますが、卒業に必要な専門科目や教養科目の科目数の把握はもちろん、単位を取得するにはどうすればいいのか、レポートなどの郵送のやり方は・・・など、言い出したらきりがないくらい、入学直後は情報量のオンパレードです。


 実際、私も入学直前・直後は大学に分からないことを電話しっぱなしだったし、そのころはほかの入学者たちもこぞって電話していたので、30分ほど電話がつながらない、なんてこともしょっちゅうでした。
 今はもう慣れましたが、自分で理解するまで、大学に電話したり学習要覧を熟読することは必須です。自由度が高い反面、自己責任でやらなければならないことも多いです。


2、学内の交流・出会いが少なく、SNSが必須

 これはもう通信大学の宿命な気がします。


 対面形式の大学に在籍していたころは、英語の授業で隣になった人と仲良くなったり、グループワークの授業で同じ班になった子と仲良くなったりと、受動的に交流・出会いの機会がありました。


 しかし、通信大学に入ってからは、これも大学・履修の仕方にもよりますが、自分から積極的に行かないと交流・出会いはありません。映像授業が多いので、同じ授業を受けている人の名前も顔も一人も知らないなんてことは普通です。横のつながりが少なく、「この授業のこの課題難しくない?」とか、「この課題の答えいっしょに考えよー!」みたいな話ができる友達を作るのも一苦労。
 現に僕も、そういうどうでもいい話をできる仲の学内の友達は両手で数えるくらいしかいません。


 そこで、これは強調して声を大にして言いますが、


TwitterをはじめとするSNSは必須です!


 はい。これしないと積むといっても過言ではありません。
 例えば、「この授業のこの課題難しすぎる・・・、誰かに聞きたい・・・」となった場合、通信大学だとだれにも相談できないことがほとんどです。
 そういった場合に、twtterなどで大学用のアカウントを作っていると、
「〇曜日〇限の○○の課題教えていただけませんか?」みたいな感じで投稿すると、わりと反応が返ってきて、課題が理解できたり、その課題始まりで仲良くなったりします。


 対面形式の授業がある場合、隣になった人と喋ればいいやと思う方もいるかもですが、平均年齢28歳でしかも初対面の見ず知らずの人にいきなり話しかけて仲良くなる、というのはかなりハードルが高いです。そこで、SNSであらかじめ「この授業一緒の人、良ければ一緒に授業受けませんか?」みたいな形で誘うと仲良くなりやすかったりします。


「大学のキャンパスで友達と固まって、キラキラの大学生活をエンジョイしたい!」という方は、サークルに入って人脈を増やすか、積極的に何か行動しないと難しいかもしれません。


 SNSをするのは、通信制大学に通ううえで必須だと思います。


3、自分から積極的に情報を得ようとしないと積む

 これは、先ほどの話にも通じますが、自分から積極的・能動的に情報を集めないと積みます。


 例えば、就職活動なんかがそうです。
 対面形式の大学に入っていると、教授から同じ学部の卒業後の進路の話を聞いたり、実際に就活をしている先輩からリアルな情報を聞けたりしますが、通信制大学だと、そのつながりがないため、大学が開催している就活セミナーだったり、大学の就職サポートサービスがあるところだとそれに頼ったり、SNS上でいろんな人にDM送って話を聞いてみたり、なんでも自分から情報を得ようとしないと、周りの生徒の状況を把握しづらいため、ただ時間だけが過ぎて卒業の年齢になっても何もしてない!なんてことになったりします。


 ここでは、就活を例に挙げましたが、単位の取り方などいろいろなところで、自分から情報を得ようとしないとほんとに積みます。

最後に

 いかがでしたでしょうか。


 通信大学に通うのは、様々なメリット・デメリットがあります。


 まあ、結局のところ自分に合うか合わないかだと思います。


 自分はメンタルを病んでしまい、対面形式の大学にも通えなくなり療養しながら通信大学で授業を受けていますが、自分にはかなり合っていて、体調も徐々に回復しているし、学費も安く、人生経験豊富な方たちから話を聞ける、通信大学に入って本当に良かったと思っています。


 通信大学ってどんな感じなんだろう?とか、通信大学についてリアルな情報が欲しい!という方に役立ったら、とてもうれしいです。


 ではまた。

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